17.ユーラシア大陸東南部縦断〜16日〜バスに次ぐバス

未だに1人も日本人に会えていない奇跡。
当たり前のルートを辿り続けているのだけど。

ホイアンからニャチャン、ニャチャンからホーチンミンまで丸1日以上のバスでの移動。

ホーチンミンへの移動は、バスの炎上から始まり、なかなか前に進まなかった。(敢えて特に触れないww)

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長い日程な気がするけど、時間の感覚がマヒしてしまっていて、どれくらい時間が経っているのか、全く分からなくなってくる。

 

おびただしい数のバイクの群れにも慣れてきた。

路を逆走してくる。または逆走する事にも慣れた。

だけど、5人乗り、事故現場は目撃していない。

さすがは戦闘民族。

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というより、目の前の景色が非現実だから、自分はそこに居なくて、何か、映像で見ている様な感覚になってくる。

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結構南に下ってくると、土もかわり砂漠みたいな、どこかのリゾート地の様な景色に変わってくる。

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途中、ムイネというリゾート地で停車。
そこで水槽の中に入った伊勢エビやシャコたちを見て、今日の晩ご飯は海鮮系にしようと心に決める。

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一時爆睡をして、家族と友達と何処かに遊びに行く夢を見た。スリーピングバスで。笑

起きてからもちょっと寝ぼけていて、頭が日本にいるモードだったから砂漠と海を見て、若干のホームシック。

だけど、休憩所では常にドリアン師匠が待っていて、石油の様な、独特な匂いで現実に引き戻される。

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丸1日のスリーピングバスでの旅も終り。
サイゴンが見えて来た。
スラム街と綺麗な街があって、まるでFF7の世界観

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街へ行く途中。
ハノイでも見なかったバイクの軍団をみる。
一箇所一箇所に宮崎から原付きを全部集めてみました‼︎どうぞ‼︎‼︎と言わんばかりのHONDAの群れ。

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街に着くまでにホテルの予約をして、着いた時にはインターネットは使えないので、降りる場所から地図を頭に入れて行き着くのにもやっと慣れてきた。

道端にいるマルチーズでさえもオラついている治安の悪そうな地区の店で食べるベトナム最後のごはん。生春巻き、エビ、フォーこれだけ食べて10ドル。

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こんなに安くて、エビなんて、絶品だった。
日本だったら1200円くらい取るはずだけど、300円くらいだった。働いている人たちの取り分はどれくらいなんだろう。

移動にエネルギーを使った旅行。笑

きっと移動だけならシャア並かもしれない。


水だけで2日とか平気でやってきたから、見る見るうちに痩せたけど、ここでお腹いっぱい、美味しいものを食べれた。エビ、あの香辛料は一体何だろう?マキシマムみたいだった。笑

きっと友達とかと旅行をしたらボクの性格上気を遣ってしまってこんな場所には絶対近寄らないだろう。だけど、一人での旅行だからどんな何処にでも行ける気楽さ。

ボクの習慣、月を探す事。
月を見ながら皆元気かなぁ〜とかぼんやり思ってたらホテルに着いた。

 

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明日は早く起きて、ベトナム戦争ミュージアムに行く。

自分の父親以上の年齢のベトナム人の友達たちが潜り抜けて来た地獄の記録だ。心していこう。